かつては、「嫁して3年たって子なきは去れ」といわれたように、結婚して何年もたつのに子供ができいのは、嫁の責任とされ、離縁の対象となりました。
さすがに、今はそのようなことは無くなったものの、女性にとって子供が出来ないのは辛いものです。
体は至って健康なのに妊娠できないのは、病気かと思われがちですが、医学では疾患とされております。
不妊症とは、正常な夫婦生活を行っているにも拘わらず、2年以上妊娠できない場合を言い、その発生頻度は夫婦10組に1組の割合だと言われております。
不妊症かどうかを判断してもらうには、医師の診断を受ける必要がありますが、産婦人科に行く前に用意しておくものがあります。
それは、基礎体温をつけておくことです。体の状態の問診やホルモンの状態を把握するためには大事な情報だからです。
しっかりした基礎体温をつけて、自分で自分の体についての状況をきちんと整理して説明することによって、医師は正確な診断をすることが出来、それは、結果的に妊娠への近道となります。
基礎体温は、婦人体温計を使って、毎日、同じ時間に測りましょう。朝、目が覚めたら直ぐに布団の中で寝た状態で測ります。測る場所は、舌の下部で、これを、少なくとも2~3ヶ月は続けましょう。
不妊症の判断は、女性だけではありません。夫である男性も受ける必要があります。それは、まず精液検査を受けることから始まります。これで、男性側の問題はかなりの部分が分かります。
不妊とストレスとの関係