内科の看護師は仕事が楽だろうと思われがちですが、決して楽に仕事ではありません。
その第一は、重症患者が多いことにあります。循環器内科は、心疾患のある患者は急変も多いためモニター監視が必要ですし、呼吸器内科は人工呼吸器をつける患者が多いため機械の管理が必要な上に、呼吸状態が安定しないと急変も起こり得ます。消化器内科は、末期の癌患者が多いため夜間でも頻回に苦痛を訴える際のケアが必要ですし、全身状態が不安定で急変する事も多いため死亡する患者が比較的多いのです。
さらに、内科は、外科に比べて患者の入院日数が長期に渡るため、介護施設等から入院で来る患者は、寝たきり状態であることが多く、体が拘縮して介護や褥瘡予防が必要な場合もあります。
また、認知症の方も多く、トイレ介助や食事介助などケアなど介護にかかわる業務も非常に多いです。
認知症でなくても入院期間が長期になると、夜間にせん妄が現れたり、昼夜逆転して夜に眠れないなど、明確に理由がなくても不安な気持ちや漠然とした恐怖感からナースコールを何度も押す患者もいます。このため、何度も繰り返して対応しなければならないため、根気が必要ですし本来業務が妨げられることもあります。
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