若いころは、いくら食べても太るなんてことはなかったのに、年を取るに従て、同じように食べても体重が増える。ダイエットしても、なかなか痩せにくいなんて経験ありませんか。
たしかに、歳をとると太りやすくなります。その最大の原因は基礎代謝量の低下にあります。
我々の体は、何もしなくてもカロリーを消費しております。それは、呼吸をしたり内臓が動いたりしているためで、この消費されるカロリーを基礎代謝量と言います。
その量は、1日の消費カロリーのうち約60%だと言われております。また、筋肉の量が多いと、それに比例して基礎代謝量が多くなります。
しかし、歳をとってくると、内臓の機能が衰え、同時に筋肉量も減ってきます。これによって、基礎代謝量も低下していくのですが、その時期は、だいたい30歳を過ぎると、基礎代謝量は下がっていく一方だといわれております。
歳とると、運動をする機会も量も減っていき、それに伴って消費カロリーも低下していきますが、それにも拘わらず、食事量は若いころと変わらないのであれば、太るのは当然ですよね。
だからと言って、食事量を減らしても、筋肉がよけいに落ちてしまい、基礎代謝量を一層減らしてしまいかねません。
このため、年齢を重ねていくに従って、運動をする機会を意識的に増やすとともに、食事の栄養バランスにより一層気を配ることが大切になってくるのです。
酵素ダイエットの欠点と対処法